2019年2月22日金曜日

♪バンコク出張♪


突然ですが、出張でバンコクに来ています。

創英は、東京、京都、福岡の国内3拠点に加えて、ワシントンDCとバンコクに海外拠点があります。今回の出張は、バンコクにある創英ASEANオフィスを拠点とし、バンコクの現地代理人事務所を訪問すること、現地の知財団体で日本の商標実務のプレゼンすることが目的です。

バンコクのスワンナブーム国際空港に着いて驚いたことは、その近代化です。タクシーの乗車待ちは、ディスプレーの前で行います。自分の前にあと何人待っているかが逐次表示され、自分の番になるとどのタクシーに乗ればよいかを示したチケットが自動的に出てきます。日本の病院や銀行で行われている順番待ちのシステムのようでした。




タクシーで空港から街中に出た後、ホテルに荷物を置いて、創英ASEANオフィスに「出勤」しました。バンコクの中心地アソーク地区にある高層ビルです。オフィスからはバンコク市内が一望できます。




オフィスの前の交差点の様子です。たくさんの車とバイクが、信号が青になるのを待って、一斉に走り出していきます。なんか、東南アジアの活気を感じます。



現地で活動中、ブログ用に3人の様子をパチリ。真ん中に移っているのが弊所のH所長。海外出張中、慣れない英会話が続き、少々疲れ気味ですかね^^; 右側は、創英ASEANオフィス支配人のI弁理士。意匠商標部門のメンバーの一人です。バンコクに移り住んで1年以上がたち、もはや現地人です。



今回の出張の一つの目玉として、ライセンス協会タイグループのメンバーに、日本商標実務のプレゼンをしてきました。日本でのプレゼンとは異なり、プレゼン中も質問が止まらず、インタラクティブなディスカッションになりました。大変でしたが、終わってみると、とても楽しかったです。


出張中は、いつものように、ローカルフードを楽しみました。





あっ、それと忘れてはいけないことがあります。バンコク市内では、多くの日本ブランドの飲食店も人気を集めています。海外に行ってもいつもの味が楽しめるのは幸せなことです。



(商標部門長 T.K.

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2019年2月15日金曜日

新人歓迎会(^^♪

こんにちは
新人のMです。

つい先日、2月に入所されたHさんの歓迎会が行われました!
Hさんは商標の国内事務担当です!
そして、本日の主役の前に座ったのは、もちろん、われらが部門長Kさんです。
新人のHさんと好きな映画の話で盛り上がっていたのが印象的でした。

さてさて終盤になると、部門長Kさんから、
M君、もう酔った。一次会で帰るぞ!」とのお言葉を頂きました。

 

当然です。この日は水曜日です。平日です。











その後、












二次会では日本酒を楽しみ(写真右上参照)




三次会では、米津玄師さんの「Lemon」と森山直太朗さんの「さくら」を熱唱。








 
弊所のモットーは、全力で仕事をし、全力で遊ぶことです!
そんなモットーを身をもって示してくれる、かっこいい部門長です!!

新人のHさんに負けないように、仕事も遊びも全力で頑張ろう!
そう改めて誓った一日になりました!


新人D.M

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2019年2月7日木曜日

鬼は外!福は内!

こんにちは

新人のMです!

先日のブログでは、R.Hさんより、恵方巻のイベントをさらっと紹介させていただきました。
私もイベントに参加しましたので、すこし紹介させて頂ければと思います!

まず、このイベントは、「恵方巻の受け渡し時」からはじまります。
銀座のお寿司屋さんから運ばれてきた恵方巻を、板前さんの服を着た創英メンバーが、イベント参加者に配ります。

意匠商標部門からは、意匠担当でマイスターのFさんが任命されていました!!


ポーズも決まってます!

そして、受け取り後、私はセミナールームに移動しました。

「みんなでそろって食べましょう!」のアナウンスがなされている中、フライングをしたのは、商標事務責任者のHさん!
今回のベストショットです。

さてさて、今度こそみんなそろって頂きます。

もちろん、われらが部門長Kさん(写真右)もイベントに参加しています。(左は、内外中間事務責任者のTさんです)


われらが部門長Kさん、飲み会時には、「締めの炭水化物が太るんだよ!」との名言を残しています。
今回のイベントで、早々に1本目を食べ終えた後、2本目を探しに行っていたことは内緒です(結局、余りが無く、もらえなかったようでした(笑))。

弊所ではこのようなユニークなイベントも行っています。
少しでも雰囲気が伝われば幸いです!

今回はここまでです!

新人D.M

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2019年2月5日火曜日

恵方巻と商標の関係(招福巻事件)

新人弁理士のRHです。
先週末の日曜日は節分でしたが、創英では金曜日の昼休みに早めの節分イベントがあり、所員で恵方巻を食べました。関西がルーツの風習とも言われていますが(諸説あり)、大阪出身にも関わらず今回が恵方巻デビューとなりました。銀座のお寿司屋さんのものでボリューム満点かつ大変美味でしたね。 


 


ところで、現在はスーパーやコンビニでも「恵方巻」という名称が一般的ですが、90年代後半以降、急速に広まったものであり、それ以前は「幸福巻寿司」や「縁起巻」、「招福巻」等が一般的だったそうです(諸説あり)。そして、商標の世界では「招福巻事件」という識別性を争った有名な判例があります。

商標登録に際しては、他者と区別できるような「識別性」が登録要件(第3条第1項各号)となっています。

例えば、商品「パソコン」に「パソコン」という商品名を付けても、消費者からすると誰の商品か分からないですよね?
そこで、各社が「dynabook」や「Lets note」等の識別性のある名称を付けることで、我々消費者は各社商品を区別できています。

また、登録時には識別性があったとしても、その後にたくさんの人が、ブランド名としてではなく、商品の普通名称として呼び続けると、次第に識別性は失われ、他人の無断使用に対して権利行使ができなくなってしまいます(例:正露丸等)。

そうした「識別性」が争われたのが「招福巻事件(大阪高裁平成20年判決/大阪高裁平成22年判決)」です。※12
「招福巻」の商標登録(昭和63年登録)を持つ原告が、「十二単の招福巻」の名称を使用した被告を商標権侵害として訴えたものです。地裁判決が高裁で覆りました。
おおまかな内容は以下の通りです(創英でも過去に解説記事を出しています※3)。
=======================================
<地裁判決>
・「招福巻」を各社が使用していた例はあるが、証拠の大半が平成17年以降のものである。
・「招福巻」は辞書にも載っていない単語である。
→平成17年時点では「招福巻」は識別性のある商標であり、権利行使は有効(侵害!)」

<高裁判決>
・「招福」は辞書に記載の「福を招く」を意味する普通名称であり、「巻」も「〇〇巻」としてお寿司の世界では巻き寿司を表すから、消費者は節分等のめでたい行事に提供される巻き寿司と理解する。
・平成17年以前からに多くのスーパーで「招福巻」が使用されていた。
・他人の「招福巻」商標の使用に対する警告が遅かった(その間に他人の使用で識別性が失われた)。
→「招福巻」は識別性のない商標であり、権利行使は無効(侵害なし!)」
========================================
「辞書に載っていないから識別性あり」や、「『福を招く巻き寿司』」という解釈されるから識別性なし」のような、単純な話ではなく、「招福巻」が節分における巻き寿司売り場でどの程度一般的にしようされていたのか(取引の実情)も重要だったと考えます(平成17年以前・以降の使用例の認定が地裁・高裁で異なります)。

そして今なら、「恵方巻」の表記だけではほぼ確実に識別力が無いでしょう。

なお、英語では「Happy(LuckyDirection Roll(そのまんま・・)だそうですが、外国人観光客向けの店では、「Fortune Roll」や「EHO ROLL」の表記も見つけました。これならどうでしょうかね?
 
1 招福巻事件(大阪地裁平成20年判決)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/875/036875_hanrei.pdf

2 招福巻事件(大阪高裁平成22年判決)http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/375/038375_hanrei.pdf

3「招福巻」商標訴訟について(創英HPより)
https://www.soei.com/blog/2010/02/01/%E3%80%8C%E6%8B%9B%E7%A6%8F%E5%B7%BB%E3%80%8D%E5%95%86%E6%A8%99%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
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