様々なコンテンツを「追って補充」していきますので、どうぞご期待ください!
創英意匠商標部門 ぶらぶら日記
創英国際特許法律事務所、意匠商標部門のブログです。
日々の弁理士業務からメンバーのプライベートまで(?)、ゆるく紹介していきたいと思います!
少しでも部門の雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。
2025年2月5日水曜日
<予告>ぶらぶら日記、帰ってきます。
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2024年4月30日火曜日
一粒400円のイチゴを求め徳島県佐那河内村へ【ももいちご事件 50条・社会通念上同一の商標】
「ももいちご事件」(知財高裁 平成23年(行ケ)10243号)とは、徳島県佐那河内村(さなごうちそん)産のイチゴを「ももいちご」と名付け、平仮名と漢字の二段併記からなる登録4323578号「ももいちご\百壱五」(31類 いちご)として商標登録をしていたところ、不使用取消審判を請求されたため、登録商標と社会通念上同一の商標が使用されている等が争われた事件です。
2024年4月1日月曜日
1万円するステーキランチを食べてきました【EMPIRE STEAK HOUSE事件 結合商標の類否】
「EMPIRE STEAK HOUSE事件」(令和4年(行ケ)10087号)とは、原告(アールジェイジェイ レストラン エルエルシー)が、「43類 ステーキ料理の提供等」を指定役務とした、左向き牛の全身を表した図形と「EMPIRE STEAK HOUSE」の文字の二段併記からなる商標(商願2018-4441)を出願したところ、登録5848647号「EMPIRE(標準文字)」と類似し、商標法4条1項11号に該当すると判断されたことから、拒絶審決となったため、結合商標の類否について審決取消訴訟で争われた事件です。
2024年2月5日月曜日
廻らないシースーで“登録商標”の「招福巻」を食べてみた【招福巻事件・普通名称化】
さて、恵方巻といえば、有名な商標権侵害訴訟事件「招福巻事件」というのがあります。
「招福巻事件」(平成20年(ネ)2836号)とは、イオン株式会社(被告)が全国の「ジャスコ」で、「十二単の招福巻」という恵方巻を販売していたところ、登録2033007号「招福巻」(第30類 すし等)の商標権者・株式会社小鯛雀鮨鮨萬(原告)から、商標権侵害で訴えられた事件です。
2024年1月22日月曜日
著作権法「廃墟写真事件」の廃墟写真1~5と同じ被写体・構図で撮ってみた
1.旧丸山変電所の建物内部
2.足尾銅山付近の通洞発電所跡(建物外観)
3.大仁金山付近の建物外観
4.奥多摩ロープウェイの機械室内部
5.奥羽本線旧線跡の橋梁跡
※原告・被告写真の実物は、「「廃墟写真事件」は何が問題だったのか? 創作活動における著作権の判断ポイント - BUSINESS LAWYERS」をご参照ください(https://www.businesslawyers.jp/articles/46)。
東京地裁は、廃墟を被写体として選択した点はアイデアであって表現それ自体ではないとし、また、原告写真1~5における被写体及び構図ないし撮影方向そのものは、表現上の本質的な特徴ということはできないといった理由から、著作権(翻案権等)の侵害を認定しませんでした(控訴・上告も棄却)。
さて、「廃墟写真事件」の判決に従うならば、私だって、単に、原告と同じ構図で同じ廃墟を撮ったとしても、著作権侵害にはならないはずです!そこで、事件発生後10年以上経過してしまいましたが、争われた1~5の廃墟たちが現在どうなったのか、原告・被告と同じ構図で撮ってみることにしました。
■廃墟写真1.旧丸山変電所の建物内部(群馬県安中市)
「旧丸山変電所」は、JR信越本線・横川駅から、信越本線廃線跡を舗装した「アプトの道」を登り続けること約30分で到着します。
2023年12月11日月曜日
「ひよ子」饅頭の工場見学に行ってきました【ひよ子立体商標事件 商3条2項】
2023年12月4日月曜日
クリスマスケーキに「athlete Chiffon」はいかがですか?【athlete Chiffon事件 商3-1-3】
知財高裁は、まず、「アスリートケーキ」「アスリートパンケーキ」等といった、運動選手向けであるという商品又は役務を表すものとして「アスリート(athlete)」の文字を語頭に配した語が広く使用される実情があると認定しました。また、「バナナシフォン」「バレンタインシフォン」等といった、語頭に提供対象・原材料・味を表す語が配された場合、語頭の部分は、後半に続く「シフォンケーキ」の種類、内容を表すものであると容易に理解できると認定しました。