副所長であり元唎酒師のT.K.です。
なぜ「元」唎酒師なのかというと、数年前に唎酒師の資格を取得した後、年会費を支払っていないため、資格が喪失していると思われるからです(笑)。
さて、コロナ期間を経て、私たちの働き方は大きく変わりました。今は、多くの特許事務所や企業で、オフィス勤務と在宅勤務を併用したハイブリッド勤務が主流になっていると思います。これはこれでよい働き方なのですが、在宅勤務が増えた分、所員同士が実際に顔を合わせてリアルにコミュニケーションをとる機会が減ってきてしまいました。
そこで、創英では、所員同士のリアルなコミュニケーションを増やす工夫をいろいろとしています。
1つは公認クラブ制度です。共通の趣味を持った所員5人以上が集まってクラブ作り、事務所から公認されると、事務所からの補助金で趣味を楽しむことができます。創英には、すでに、野球部、フットサル部、ゴルフ部、テニス部、ワンダーフォーゲル部、スキー部、スクーバダイビング部、フラワーアレンジメント部、将棋部、Eスポーツ部など、多くの公認クラブがあり、多くの所員が共通の趣味を楽しんでいます。
2つ目は「爽遊快」という名前が付いた制度です。これは、所員5人以上が集まってイベントを企画し、この企画が事務所から公認されると、事務所からの補助金でイベントを開催できる制度です。今までには、ミュージカル鑑賞会、キックボクシング観戦、フラダンス講習会、乗馬体験会など、多くのイベントが開催され、所員同士の交流が図られています。
今回、この「爽遊快」の制度を利用し、「真面目に学ぶ日本酒講座とテイスティング懇親会」を企画・開催しました。
単なる飲み会では「爽遊快」の制度は利用できないため、日本酒について詳しく教えてくれる講師を呼び、日本酒のことをまじめに勉強しながら、日本酒を楽しむ会としました。
講師は、新橋の和食居酒屋「まごころいし井」のオーナーである石井英行先生。
https://www.umazake0141.com/magokoro/
石井先生は、大学卒業後にとある企業に就職したのですが、日本酒が好きすぎて脱サラし、自分のお店をオープンさせてしまったすごい人です。それだけではなく、田崎真也のワインサロンで日本酒について教えていたこともあり、日本酒の知識では右に出るものはいないと言ってよいくらいの人です。
私も、新橋の「まごころいし井」には時々お邪魔しますが、飲みたい日本酒のイメージを伝えると、豊富な知識を総動員し、すぐにそのイメージに合った日本酒を出してくれます。
「フルーティな日本酒を選んで!」とか「辛口ですっきりした日本酒を頂戴!」などのリクエストにはどこの居酒屋でも応えてくれますが、「夏草のようなさわやかな日本酒をお願い!」とか「メロンのような香りのお酒が良い」など、より細やかな要望に対しても、「はい。わかりました!」といつでも応えてくれます。
美味しい日本酒で酔ってくると、我々の要望はエスカレートしてきます。「石井さん、シンディ・ローパーのような艶めかしい日本酒を選んで!」、「私はリチャード・ギアのような優しい日本酒を!」のような要望にまで、石井先生は「はい、喜んで!」と言ってお酒を選んでくれます。
驚いたのは、私が、「(かなり酔った口調で)石井さ~ん、薬師丸ひろ子さんのようなお酒が飲みたい!」と頼んだ時のこと。石井先生は、「分かりました。『セーラー服と機関銃』時代のひろ子さんと『あまちゃん』時代のひろ子さん、どちらにしましょうか?」と聞いてきたのでした。私はすぐさま「両方持ってきて~」とお願いしました。(※この会話は、50歳以上の人にしか分からないですね。すみません。)
「まごころいし井」の話がだいぶ長くなりましたので、「真面目に学ぶ日本酒講座とテイスティング懇親会」の話に戻しましょう。
「真面目に学ぶ日本酒講座とテイスティング懇親会」は大好評の企画となり、所員27人が参加し、所内のセミナールームで、石井先生の説明を聞きながら、日本酒のテイスティングを楽しみました。
テイスティングを行った日本酒は、石井先生セレクトの10種類です。
講義の前半は、皆、メモを取りながら真剣に講義を聞いていましたが、テイスティングも進んだ講義の後半は、かなり酔いが回ってきて、単なる飲み会に近くなっていたといううわさもちらほら。。。
それでも飲み足りない人たちが、二次会と称して、夜の街に消えて行ったことは言うまでもありません。
いずれにせよ、日本酒好きの所員が集まり、楽しくコミュニケーションをとることができた企画でした。
(副所長 T.K.)