ASIPIは、Inter-American Association of
Intellectual Property(環アメリカ知的財産協会)という名前の団体で、毎年、11月末に、中南米の地域でアニュアルミーティングを開催します。今年のアニュアルミーティングは、パナマで開催されました。
このアニュアルミーティングには、主に中南米の知財実務家が600~800人くらい参加します。このアニュアルミーティングへの日本からの参加者は、今年は、私を含めて3人でした。すべて創英の弁理士です。私は、3年前から毎年このアニュアルミーティングに参加しており、他の日本弁理士にも参加を勧めていますが、残念ながら、今のところ創英以外からの参加はありません。
では、何故、わざわざ地球の反対側の中南米まで行って国際会議に参加するのか?最近、日本のお客様の商品の市場はグローバル化しており、世界中で知的財産を保護する必要があります。中南米でもしかりです。しかしながら、日本と中南米との間の知財保護制度の相違、ワーキングスタイルの相違、日本人とラテンの人たちの性格の相違などから、中南米での知財保護はなかなかスムーズには進みません。そこで出てくるのが、創英の「現場主義」です。現場に行って、物事を見、聞き、話し、いろいろと進めてこよう、という考え方です。実際に中南米に行き、中南米の知財実務家と会って話をすると、それ以降、「アミーゴ」として特別扱いしてくれ、仕事もスムーズにいくようになります。一方で、「振込手数料が高いから、現金で支払う。」と言われ、創英がした仕事の手数料を現場で受け取ってくることもあります^^;ということで、特に中南米の知財実務家とまとめて会えるASIPIアニュアルミーティングは、我々にとって、非常に価値のあるミーティングなのです。
アニュアルミーティングのプログラムには、ネットワーキングのためのイベントも含まれています。その1つが、スポーツ・デイです。アニュアルミーティングの参加者が、みんなでテニス、ゴルフ、サッカーなどを楽しみながら、ネットワーキングをするというものです。私は、昨年は、サッカーに参加しました。中南米の人たちは、子供のころからサッカーに親しんでいるせいか、みんな超うまい。うまいどころではなく、超うまいんです。私も小中高大とサッカーをずっとやってきて少しは自信があったのですが、中南米の人たちとの格の違いを見せつけられました。なので、今年は、ゴルフに参加しました。そしたら、なんと、準優勝!!!まあ、なんだかんだと、楽しいスポーツ・デイでした。写真は、まじめにカップまでの距離を測っている律儀な日本人を後ろで馬鹿にしているコスタリカのボソとアルゼンチンのパブロです。
その他のイベントとしては、ディナー・パーティです。我々のテーブルには、日本、アメリカ、メキシコ、チリ、エクアドル、ボリビア、コスタリカの人が集まり、国際色豊かなテーブルとなり、話も盛り上がりました!こんな時、日本人は有利ですね。寿司とか天ぷらとか、和食の話をすれば、みんな乗ってきますので。
ディナーの後は、いつも、自然とダンスパーティになります。中南米の人はダンスが好きですからね。写真は、舞台に上がる前に、隅っこの方で、ペルーのジェニファーから、ダンスのステップを習っているところです^^;
ASIPIアニュアルミーティングの期間は、ほとんど自由時間がなく、忙しく活動していました。でも、帰国日の午前中だけ自由時間がありました。帰国便の出発が夕方だったからです。そのことをパナマの友人に話すと、「せっかくパナマに来たのだからパナマ運河を見てから帰るべきだ。俺の運転手を貸すから、行ってこい。」と言われ、パナマ運河に行ってきました。運転手のラウルは、スペイン語しか話しませんが、とても親切なやつでした。往き帰りの車の中では、私の片言のスペイン語に付き合ってくれ、とても楽しいツアーになりました。ありがとう、ラウル!
(商標部門長T.K.)
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