商標弁理士の仕事は、商標調査、商標出願や中間処理ばかりではありません。適切な権利行使によって商標権侵害品を排除することも重要な仕事の1つです。
先週は、「国際文具・紙製品展」という文具の展示会に参加するために、東京ビッグサイトに行ってきました。
「国際文具・紙製品展」は、あらゆる文具、紙製品、オフィス用品が出展される日本最大の文具・紙製品・オフィス用品の商談会で、毎年、東京ビッグサイトで開催されます。約5万人が来場するという大規模な展示会ですので、300社以上がビジネスチャンスを狙って出展します。中国、韓国、台湾からの出展者もたくさんいます。
多くの出展の中には、意図的かどうかはわかりませんが、日本の文具メーカーの知的財産権を侵害する展示品が紛れ込んでいます。今回は、日本の文具メーカーの皆様と一緒に、侵害品があるかどうかの確認を行い、侵害品があった場合は出展者と交渉して侵害品の撤去をおこなってもらうという仕事をしてきました。
毎年このような活動を行っているため、侵害品の数は徐々に減ってきていると思います。文具メーカーの皆様の地道で根気強い活動には、頭が下がります。このような活動が、日本の文具業界の発展につながっているのでしょう。
私も、陰ながら、この活動を応援していきたいと思います。
(商標部門長 T.K.)
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