創英には、座学と演習を織り交ぜながら実務の基礎を学ぶ新人研修、ベテランになってからも新しいことを学び続けられる継続研修、米国短期駐在・フィリピン英語研修・海外実務セミナーなどに参加して国際感覚を磨く国際研修など、多くの研修プログラムがあります。
また、日常的には、先輩の案件を手伝いながら実務を学び、ステップアップしていくシステムになっています。 このステップアップの段階は、試用段階、補助者訓練段階、担当者養成段階、独立起稿者段階の4段階となっており、次のステップに進むためには、明確な基準が決められています。
試用段階は、いわゆる試用期間のようなもので、よほどのことがない限り、一定期間経過後に次の補助者訓練段階に進みます。
補助者訓練段階は、先輩の担当する案件を補助しながら実務を学ぶ段階です。先輩に担当する案件について、商標調査報告や意見書案を起案してみて、先輩に修正してもらいます。自分ではよくできたと思っても、先輩の赤ペンによる修正で、自分の起案が真っ赤になります。お客様に納品される報告書や意見書案は、自分の起案の原形をとどめていないことがほとんどです。
その後、先輩の修正がおおむね無くなり、お客様とも話しができるようになると、担当者養成段階に進みます。担当者養成段階は、自分が担当者として主体的に案件処理を行いますが、必ず先輩が成果物をレビュー(創英では「後閲」と言います)したうえで、お客様にその成果物を納品するという制約があります。自動車でいえば、仮免許状態でしょうか。これにより、自分で主体的に案件を担当しながらも、大きなミスやトラブルを事前に回避し、組織としての品質を担保できるようになっています。
さらにその後、先輩によるレビューの必要がなくなったと判断されると、独立起稿者段階に進みます。独立起稿者になると、いわゆる「一人前」と認められたことになり、自分で主体的に案件を担当し、お客様への成果物の納品も自分の判断でできるようになります。
先日、商標部門のK弁理士が、担当者養成段階から独立起稿者段階にステップアップしました。
所長によるステップアップ面接が行われ、その中で私の気に入っているアドバイスが2つあったので、ここに書いてみたいと思います。
1. 独立起稿者にとって最も重要なことは何か?それはすべてのことを熟知し、すべてのことを自分で対応できることではない。自分が分かることと分からないことをきちんと認識し、分からないことは迷わず同僚や上司に相談できることである。このことを絶対に忘れてはならない。
2. 独立起稿者にステップアップしたことは、いわゆる「一人前」になったということである。しかしながら、「一人前」と「一流」は全く違う。「一人前」は「一流」になるためのスタート地点である。「一人前」に満足することなく、研鑽を積み、「一流」の商標実務家になりなさい。
K弁理士、「一流」の商標実務家を目指して頑張ってください!
(商標部門長 T.K.)
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知財業務のプロフェッショナルを目指す若手人財を募集しています。
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6月25日(月曜) 創英・事務所説明/見学会 (東京・京都・福岡で同時開催)
対象:
・特許事務所で特許・意匠・商標の実務担当者として働くことを検討しておられる方
・実務経験/未経験は不問
・弁理士、弁理士試験合格者、弁理士志望者歓迎
詳細と申し込み要領は、創英のウェブサイトを参照してください。
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