約15年ぶりに北京に行ってきました。
15年前の北京は、通りのいたるところからおびただしい数の自転車が湧き出してくる感じでしたが、今の北京は静かで洗練された感じでした。ただ、大気汚染はかなり進んでいるようです。訪問先の事務所のバルコニーから眺めるオリンピックスタジアム(通称:鳥の巣)も、かなりかすんで見えます。
さらに、15年前と変わった点としては、地下鉄網の充実があります。地下鉄に乗るには、日本のプリペイドカードのような乗車券を購入します。乗車券の購入は、自分のスマートフォンから予約し、券売機から取り出します。スマートフォン決済については、日本よりもかなり普及しているようです。
商標弁理士らしく、ちょっと商標の話をします。中国では、様々な著名ブランドが漢字で表記されています。以下の漢字は、誰でも知っているような著名ブランドの漢字表記ですが、どのブランドかわかりますか?
正解は、この記事の最後を見てください!
さて、今回は、INTA(国際商標協会)のイベントで、「非伝統的商標ワークショップ」に参加してきました。各国における非伝統的商標(立体商標、音商標、色彩商標など)の保護状況を共有し、中国における非伝統的商標の保護についてディスカッションするイベントです。中華商標協会、北京市高級人民法院(高等裁判所)、中国知的財産局(特許庁)などから約20人が参加し、活発なディスカッションが行われました。
私は、日本における非伝統的商標の保護状況について、プレゼンをしてきました。音商標を自分で歌って表現したり、立体商標登録されたチョコレートを持っていって皆で試食したり、いろいろと工夫をしてプレゼンしたところ、かなり好評でした(自画自賛ですが^^;)。
ワークショップでのプレゼンも無事に終わり、せっかくの機会ですので、世界各国から集まったパネラーのみんなでおいしい夕食を堪能してきました。気の合う仲間たちと本場で食べる「北京ダック」は最高でした!
3泊4日という短い期間でしたが、とても充実した出張になりました。
最後に、著名ブランドの漢字表記クイズの正解は、以下の通りです。
(意匠商標部門長TK)
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