今回コロラドに来たのは、その名も「ロッキーマウンテンIP&ITインスティチュート」という会議に参加するためです。
この会議は、いわゆる国際会議ではなく、コロラド弁護士会が主催するコロラドの弁護士のための会合です。この会合で「アメリカの商標実務家が知っておくべき国際的商標実務」というタイトルのパネルディスカッションが行われ、日本の商標実務について話をするパネリストとして招待されました。
コロラドの弁護士がモデレータとなり、カナダ、イギリス、インド、中国、日本の実務家が、それぞれの国の実務を紹介し、アメリカの実務家からの質問に答えていくというとてもスリリングなディスカッションです。
何故スリリングか?それは、聴衆が全員、アメリカ英語のネイティブスピーカーだからです。いわゆる「国際会議」は、英語のネイティブスピーカーも非ネイティブスピーカーも混ざっているため、ネイティブスピーカーは非ネイティブスピーカーに配慮して、ゆっくり明確に話してくれます。しかし、今回は「国際会議」ではなく、「国内会議」ですので、参加者の話す英語のスピードが並ではなく、また、流暢すぎて単語の切れ目が分かりません(^^;)。ただ、今回は、モデレータがいろいろと配慮してくれ、何とかパネルディスカッションを乗り切りました。モデレータには、本当に感謝しています。
最後に、モデレータとパネラーの集合写真をパチリ。パネルディスカッションを成功させ、あらためて親友のようになりました。
もう1つ、仕事以外にもやり遂げたことがありました。それは、「BolderBoulder」という10kmランニングレースに参加して走り切ったことです。このレースは、コロラド州のボールダーという場所で毎年開催され、5万人以上が参加するという盛大なイベントです。全米で3番目に大きい、世界でも5番目に大きい10kmランニングレースだそうです。通常であれば、10kmを走るのは余裕なのですが、ボールダーは標高が1600mで、マラソンの高橋尚子選手がかつて高地トレーニングをしていた場所です。少し走り出すと、息が苦しくなります。
ただ、このレースはとても面白く、300mおきくらいに、バンドが音楽を演奏したり、ダンスパフォーマンスチームがダンス(例えばベリーダンス)をしたりしながら、ランナーを応援してくれます。
また、ゴール地点であるスタジアムに到着すると、そこでは、何千人という人達がランナーを迎えてくれました。この街の人たちの暖かさを感じました。
長い出張でしたが、明日、日本に帰り、来週からはまた日本でバリバリ働きます。私の不在中、いろいろと助けてくれた商標部門のみんな、ありがとう!
(商標部門長T.K.)
にほんブログ村
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿