先週、シンガポールに出張してきました。INTAのイベントに参加するためです。
INTAとは国際商標協会のことで、おそらく1万人以上の商標実務家がそのメンバーになっている団体です。INTAは、毎年5月にアニュアルミーティングを開催するほか、年間を通じて世界中のいたるところでいろいろなイベントを開催しています。
今回は、シンガポールで、”Evolving Landscape of Trademarks and Brands in Asia”というタイトルで半日のイベントが開催されました。WIPO、IPOS(シンガポール知的財産局)、法律事務所、企業の商標実務家がスピーカーになり、約100人の聴衆の前で、商標・ブランドについてのディスカッションが行われました。
ここで、私も、「日本における新しいタイプの商標の保護」というタイトルでプレゼンを行いました。「立体商標については、意匠出願もできるのか?」とか「使用による識別力を証明するためにはどんな証拠を出せばよいのか?」などの突っ込んだ質問もたくさん飛び出し、緊張の連続でしたが、終わってみるととても楽しいディスカッションでした。
イベント終了後は、このイベントの企画者(シンガポールの特許事務所)とスピーカーたちとの夕食会が開催され、美味しい食事をとりながら、ネットワーク構築をすることができました。シンガポールの人たちは日本食や日本酒にすごく興味があるようで、「Dassai(獺祭)」や「Ippudo(一風堂)」などのブランド名がどんどん飛び出してきました。あらためて日本ブランドの素晴らしさを感じることができました。
2日間の弾丸出張でしたが、日本への帰国便が夜10:20発だったので、夕方、少しだけ街を歩いてみる時間がありました。シンガポールはとても綺麗な街でした。
日本への帰り道、シンガポールのチャンギ国際空港で、「Ippudo Express」という店を見つけました。これは試してみなければならないということで、試してみました。器こそファーストフードですが、味はしっかりしており、麺もきちんと固めをキープしていました。海外で食べたラーメンの中では1,2位を争うものでした。シンガポールに行く機会があれば、是非試してみてください。(商標部門長 T.K.)
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