創英にはたくさんの「公認クラブ」があります。「公認クラブ」には、事務所から活動補助金が出ます。
活動補助金を出してまで「公認クラブ」をサポートしているのは、
・一生懸命仕事をした後は、一生懸命遊んでメリハリをつけることにより、また次もよい仕事ができる。
・同僚と一緒に遊ぶことで、コミュニケーションが活発化し、チームワークが良くなり、良い仕事につながる。
という理由からです。
先週末は、「公認クラブ」の1つである創英ゴルフ部の春コンペでした。絶好のゴルフ日和の中、みんなで楽しんできました。ただ、4月であるにもかかわらず真夏の陽気でしたので、ときどき木陰で休みながら、プレイしてきました。
さて、今回のゴルフコンペでは、とんでもないことが起きました。特許部門の若手のKくんが、なんと、ホールインワンを達成しました、創英ゴルフ部創部以来初めての出来事です。幸いなことに、キャディさんと一緒に回っていたので、キャディさんが証人となって「ホールインワン証明書」なるものを発行してもらいました。
表彰式では、上位入賞者の他に、ニアピン賞にも賞品が授与されます。ニアピン賞は、ショートホールにおいて、第1打目をパッティンググリーン上で最もカップに近づけた人に贈られます。すなわち、下の図で、カップからゴルフボールまでの距離dが最も短かった人にニアピン賞が贈られるのです。
Kくんがホールインワンをしたホールでは、ゴルフボールはすでにカップインしていますから(下図参照)、カップからゴルフボールまでの距離dはゼロです。したがって、このホールのニアピン賞はKくんが獲得しました。
この日は、Kくんにホールインワンをとられて、また、ニアピン賞までとられて、少し悔しかったので、異議を申し立てました。
「ニアピン賞は、『ニア』すなわち近いボールに与えられる賞だろ?すでにカップに入っているボールは『ニア』すなわち近いボールじゃないだろ。だってすでに入っているのだから。例えば、すでに家の中にいる人が『ニア・ザ・ハウス』なんて言わないだろ?『イン・ ザ・ハウス』だろ?だから、ホールインワンはニアピン賞じゃない!」
我ながら、あっぱれな理屈だと思いました。その後、「ニアピン賞」の定義について、しばらく盛り上がりました。さすが、言葉を扱うことが仕事の弁理士集団、議論が盛り上がりました。
すると、しばらくして、ニアピン賞を取り上げられそうになったKくんが、「『ニアピン』は『カップ』に『ニア』ではなく、『ピン』に『ニア』の人がもらう賞でしょ?ゴルフボールが『カップ』に『イン』することがあっても『ピン』(旗がたっているポール)に『イン』することはないですよね。『ピン』には近づくだけ、すなわち『カップ』『イン』しても『ニア』『ピン』であることには違いないですね。ニアピン賞は僕がいただきます。」すなわち、Kくんの言っていることは、下図の通りです。
Kくん、負けました。堂々とニアピン賞をもっていってください!
(商標部門長 T.K.)
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