いきなり競合他社の紹介になりますが、「レクシア特許法律事務所」という事務所が大阪にあります。いろいろな事務所で経験を積んだ気鋭の弁理士・弁護士が集まって、7年前に設立されました。
http://www.lexia-ip.jp/この事務所のウェブサイトを見ると、「特許権と意匠権による多面的保護」、「意匠権と商標権による多面的保護」というタイトルの記事が目に飛び込んできます。これは、「お客様が求めているのは、特許権、意匠権、商標権それぞれの権利を取得することではなく、特許権、意匠権、商標権など様々なツールを効果的に用いて、自社商品・サービスや自社ビジネスを守っていくことだ。」というアピールだと思います。すなわち、技術の保護だから特許権、ブランド保護だから商標権、と画一的に考えるのではなく、新規技術が搭載された商品を保護するためには、特許権だけではなく意匠権もそのツールとして使えないか考えていこう、ブランドを保護するために、商標権だけではなく意匠権もそのツールとして使えないか考えていこう、ということです。
創英もこのような考え方を強く意識しており、そういう意味では、創英とレクシアは考え方の似ている事務所であり、よきライバルです。ですので、私もレクシアの動きは、常に監視(?)しています。
レクシアの代表パートナーの1人であり、意匠・商標を統括する立場のMさんとは、意匠や商標についての会議やイベントでよく会います。私がライバル視していることを聞いていたかどうかは分かりませんが、昨夜、Mさんの自宅でのバーベキューに招待してもらいました。そこで、兵庫県での懇親ゴルフラウンドの後、創英意匠部門長のFさんと私の2人で、Mさんの自宅に押し掛けました。
Mさんの自宅は、西宮の閑静な住宅街にあります。私の住んでいる関東平野のど真ん中とは異なり、山の斜面に建てられた素晴らしい眺望の家です。その家の前のウッドデッキには、Mさん自慢のバーベキューコンロが重厚な佇まいで鎮座しています。
食材の買い出しを終えて自宅に着くと、Mさんは早速お気に入りのエプロンとインストラクターバッジを身にまとい、バーベキューの準備を始めました。
そう、Mさんはなんと「バーベキュー・インストラクター」なのです。手際の良さもさることながら、食材を美味しく仕上げる方法(例えば、焼きあがった肉を皿に上げてから4分待って食べるのが美味しい、ピーマン系の野菜は、表面にサラダ油を塗って焼き上げるとおいしい、など)をよく知っています。
美味しい肉や野菜を楽しみながら、ビールやワインが進んでくると、やはり同業者、知財保護の熱い議論が始まります。「東の創英、西のレクシア。それぞれの意匠・商標のリーダーが集まったのだから、日本の意匠・商標のトップ会談だ~」などと盛り上がりました。
下の写真は、私が意匠・商標について熱く語っている様子、だと思います(もしかすると、ゴルフについて熱く語っているときかもしれませんが^^;)。
夏の日の夕暮れ時、ビール・ワインとともに野外で食す極上の料理、同じ志を持つよきライバルとの語らい、本当に貴重な時間でした。
Mさん、日本の知財業界をますます盛り上げてきましょう。そして、よきライバルとして、お互いに切磋琢磨していきましょう。負けませんよ~。
(商標部門長 T.K.)
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