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弁理士ランキング
先日、D.M.くんから報告させてもらったとおり、創英丸の内オフィスのリニューアルが完成しました。
今回のリニューアルのポイントは、以下の3つです。
①
コロナに対する防御のため、人の密度を下げる
②
業務効率化のために、いくつかの異なる特徴のエリアを作ってみる
③
特許担当者と意匠・商標担当者とを混在させて化学反応を起こす環境を作る
昨年、首都圏に5つのサテライトオフィスをオープンし、多くの人たちが、それぞれの自宅に近いサテライトオフィスを通常勤務地とするようになりました。その分、丸の内オフィスを通常勤務地とする人の数が減ったため、この機会に、丸の内オフィスの人の密度を下げるようなレイアウトとしました。こんな感じです。
今回のリニューアルでは、丸の内オフィス内に、3つの異なる特徴のあるエリアを設けました。まず1つ目は、「ザッソウエリア」。これは、「雑」多な「相」談をするエリアです。すなわち、他の所員の相談を受けやすい人(管理的な人や米国弁護士など)や周囲の人たちといろいろ話しながら仕事を進めるスタイルを好む人などが集まっています。
このエリアには、ディスカッションのためのテーブルを多く配置し、ザッソウが起こりやすいレイアウトとしています。
2つ目は、「コミュニケーションエリア」。このエリアには、入所から数年の新人(創英では「補助者」と呼ばれている)と、その新人と一緒に仕事をする(すなわち、新人を指導する)機会が多い担当者が集まっています。指導者たる担当者と被指導者たる新人とを近接させて、効果的なコミュケーションを促し、新人指導の効率化及び(指導者も含めた)チーム全体のレベルアップも狙っています。
3つ目は、「クワイエットエリア」です。このエリアには、なるべく邪魔の入らない静かな環境で仕事に集中し、お客様の案件をどんどんこなしていくベテラン担当者が集まっています。
そして、「ザッソウエリア」、「コミュニケーションエリア」、「クワイエットエリア」いずれにも、特許担当者と意匠・商標担当者とが混在しており、化学反応が起きやすい環境となっています。リニューアル後の初日には、「『指定商品』という言葉が隣の商標担当者の電話から聞こえてきた。この言葉を聞くのは弁理士受験時代以来だ。」などという特許担当者や、「特許担当者は静かに仕事をしているが私(商標担当者)は頻繁に電話でお客様と話している。うるさがられないか心配だ。」などという商標担当者もおり、少しざわついています。化学反応前夜といったところでしょうか(笑)
事務スタッフのエリアも、人口密度が減って、広々としてきました。
事務スタッフのエリアの一角に、一つだけ重厚なデスクが鎮座しています。すでに勇退した初代会長が利用していたデスクです。このデスクを、事務スタッフのフリーアドレス席として再利用する予定です。「偉そうな感じで、とてもではないが使えない」などのコメントも出ており、ここでも少しざわついています(笑)。
丸の内オフィスリニューアルによって、これからどのようなことが起こっていくのか、とても楽しみです。
(意匠商標部門長T.K.)
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こんにちは。Mです。
以前ブログでお伝えした通り、丸の内オフィスでは大規模なリニューアルがなされました!
弊所は、丸の内 MY PLAZAの9階に位置しており、当階は、北エリアと南エリアに分かれています。従来、商標チームは全員、北エリアに座席がありましたが、今回自分は、南エリアに座席が配置されました(大移動です(笑))。
こちらは移動先である南エリアのリニューアル前です。
そして今回のリニューアルの詳細は、意匠商標部門長Kさんより追ってご報告をさせて頂きます!
また、最近の変化としては、所員全員に、ウェブ会議用のカメラやヘッドセットが配布されました。
これで、オンラインのミーティングもより気軽に行うことができます。創英では、所員が働きやすい環境作りにも力を入れています!そんな雰囲気が少しでも伝わると幸いです!
今日はここまでです。
(D.M)
******************お知らせ*******************
創英では、オンライン個別説明会(新卒、転職者向け)を随時開催しております。
60分間の枠内で行う1対1形式(または2人以上の集合形式)の説明会です(東京・京都・福岡共通)。
対象:
・特許事務所で知財の実務担当者として働きながら、知財のプロフェッショナルになることを検討しておられる方
・実務経験/未経験は不問。未経験者歓迎。創英の「叩き上げメソッド」で一人前になって下さい。
・弁理士、弁理士試験合格者、弁理士志望者歓迎
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新米商標弁理士T.T.です。
先日、1月末に弁理士試験論文式筆記試験の合格発表がありました。合格された受験生の皆様、おめでとうございます。論文試験に合格すると、次は口述試験となり、最終合格まであと一歩ですね♪
しかしながら、近年の口述試験からは条文暗唱が綺麗サッパリなくなり、試験官もかなり助け船を出してくれるので、合格率も9割を超えました。さらに、令和元年度からは、貸与条文集を開きっぱなしで読みながら回答しても良いこととなり、余程油断するか、緊張しすぎない限りは、落ちない試験となっているはずです。
例年、口述試験前には、弁理士会の会派や予備校で口述練習会が開催されますが、今年は軒並みオンライン開催と聞きます。特に、「ザ・プリンスパークタワー東京」の同じ会場を貸切って開催される某会派の練習会ですらオンラインとなったことは、受験生には大きな痛手!
わざわざ試験会場に泊まってみた強者を除き、殆どの受験生が、口述の臨場感を知らぬまま、ぶっつけ本番で挑むこととなるでしょう。
そこで商標弁理士T.T.が、昨年(令和元年度)の口述試験を受けた経験から、少しでも試験会場の雰囲気を知れたら良いと思い、ぶらぶら日記で紹介させていただきます。(なお、今年は感染予防の観点から、運用が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。)
1.試験会場の外観・間取り
「ザ・プリンスパークタワー東京」は上から見ると、六角形の塔です。塔の中心には、最上階まで突き抜けた巨大な吹き抜けがあり、筒のような構造です。その吹き抜けを取り囲むように宿泊部屋が配置されています。この6階と7階の各宿泊部屋が特実・意匠・商標の試験部屋、そして待合室として使用されます。
宿泊部屋の間取りは、ホテルのウェブサイトでも確認できます。
https://www.princehotels.co.jp/parktower/room/images_static/parktower_park_room25_listLayout1.pdf
https://www.princehotels.co.jp/parktower/room/images_static/parktower_park_room31_listLayout1.pdf
https://www.princehotels.co.jp/parktower/room/images_static/parktower_park_room32_listLayout1.pdf
実際の試験部屋は、ベッドや机等の備品が取り払われ、窓側に試験官2人用の長机と椅子が、入り口側に受験生用の長机と椅子が、それぞれ配置されています。また、待合室も同様に、15脚程の椅子が置いてあるのみです。
2.受付
受付開始前には、1階ホテルロビーの椅子で、いかにも弁理士受験生と思われる集団が密になって、参考書を読み込んでいます。
一方私は、カフェ「ロビーラウンジ」のソファーで、コーヒー片手に優雅に参考書を読んでいました。「ザ・プリンスパークタワー東京」なんて、滅多に来られる場所ではないと思いますので、一生に一度のプチ贅沢も悪くはないと思います。
ちなみに、地下2階にはローソンもあり、必要ならば飲み物等を買っても良いと思います。
1階で受付が開始されると、名前と受験番号を確認された後、番号が記載された首下げ札を貰い、6階又は7階へエレベーターに乗るよう案内されます。
6階又は7階に到達し、エレベーターホールを抜けると、首下げ札の数字をもとに、各待合室へ案内されます。
3.待合室
受付時間を過ぎると、待合室の扉が閉められ、試験監督が試験の流れを説明し始めます。その際、封筒が配られ、ケータイ電話等を封印するよう指示もされます。
試験は、待合室から順番に一人ひとり呼び出される形式で進行しますが、名前が呼ばれるまでは、トイレに行くこと、飲み物を飲むこと、参考書を読むことも可能です。
受付時間経過の20分後、最初の受験生が呼び出されます。写真照会による本人確認の後、待合室を出発し、特許・実用新案の部屋へ向かいます。もう待合室には戻れませんし、トイレにも行けません。
特実部屋前の廊下には、試験監督が一人待機しており、椅子がいくつか置いてあります。椅子は、自分の前の受験生が終わるまで待機するためのものです。
自分の番が来たら試験監督の指示に従い、ノックして入室。試験時間は約10分で、制限時間が近づいてくると、外で待機する試験監督がベル(おそらく卓上で押すタイプ)を鳴らします。ベルが3回鳴ると、いわゆる「C」評価がついてしまいますが、近年の合格率が示す通り、滅多にないと思います。
特許・実用新案が終わって部屋を退出すると、次は隣の意匠の部屋へ、そして次には更に隣の商標の部屋へと、流れ作業で口述試験が進み、あっけなく終了します。
5.口述試験後の過ごし方
(T.T.)