2018年12月28日金曜日

大変お世話になりました

こんにちは、弁理士K.Nです。
前回時M君が報告してくれましたが、本日付けで創英を退職し、異業種の道に進むこととなりました。今まで大変お世話になりました。
退職者がブログを書くことは若干変かもしれませんが、部門長にも許可を頂き、この場を借りて感謝の意をお伝えさせて頂きます。同時に、創英での7年間を振り返り、これから商標弁理士を目指す方の参考になればと思います。

創英には約7年前、弁理士試験合格を機に未経験者ながら入所いたしました。当時、商標の分野において、未経験者の採用募集をしていた事務所は、ほとんど無かったと記憶しております。長谷川所長の「経験者しか採用しないならば、誰も実務を学ぶことができないだろ!」という言葉が今でも記憶に残っています。その信念は今も変わっていないと思います。

私の場合、入所後、約2年間は国内案件を中心に業務に励みました。先輩弁理士の調査報告書や意見書を読み、生意気には意見をし、議論を交わし、この経験が今に繋がっていると思います。
そして、徐々に外国案件にも携わるようになり、同時に英語の訓練を始めました。入所時、英語力0点と酷評され、お世辞にも英語力があるとは言えない私ですが、意外と何とかなるな・・というのが正直な感想でした。商標独自のシステマチックな英語を掴んでしまえば、後は文章力の問題かと思います(念のため・・個人の感想です)。

その後、補助者から担当者養成段階へステップアップし、晴れて独立起稿者(担当者)となりました。この期間については、新人説明会なので良く聞かれるのですが、早ければ良いものではない!というのが正直な感想です。私のようなもの言う生意気人間にとっては、担当者の自覚をもって仕事をすることで、非常にやりがいを感じましたが、その一方で、補助者時代に、もう少し体力をつけておけば良かったとも思います。人それぞれです!

私にとって、商標の世界は非常に奥深く、魅力的ものでした。「言葉」という無体物を扱うため、受け取り方が皆異なり、その一方で商標法という枠組みが存在する。常に「母親ならどう考えるだろうか、中学生だったら?デパートで何が売れている?」といった視点を持つことを心掛けました。商標を仕事として捉えるのではなく、自分の感性を磨く場として考えると、こんな面白い世界はありません。商標弁理士に向いている人はそういうタイプかな・・と個人的には思います。

最後に、創英を志望する方に一言。仕事はきついですが、私は入所して良かったと思います。今後は、自ら調べ自ら考え自ら解決する、そういった人材が必要とされているのではと老婆心ながら感じております。

大変お世話になりました。ありがとうございました。

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