2019年12月15日日曜日

♪常夏の楽園、ハワイ♪


 突然ですが、今、ハワイにいます。オアフ島のホノルルではなく、ハワイ島のワイコロアというところです。
 ハワイ島は、島内各所に溶岩でできた地形が広がっており、今まで見たことがないユニークな光景が見られます。強いて似たような地形を挙げるとすれば、浅間山のふもとの「鬼押出し園」でしょうか(「鬼押出し園」には青い海はありませんが。。。)



 ハワイ島に来たのは、バケーションのためではありません。「IEEE GLOBECOM 2019」という国際会議に参加するためです。


 IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、電気・電子工学、電気通信、計算機工学などの分野の教育的・技術的進歩を目指す団体で、世界160か国以上に42万人以上の会員を有しています。
今回は、この会議の1コマを借りて、米国の特許弁護士、欧州の特許弁理士、中国の専利代理人とチームを組み、「米国、欧州、アジアにおける知財ポートフォリオ戦略」というタイトルでパネルディスカッションを行いました。
 知的財産が専門ではない研究者の方々に向けて知的財産の話をするのは初めてでした。でも、事前の電話会議、メールのやり取り、前日の4時間に及ぶ予行演習など、チームのメンバーが一丸となって周到に準備をしてきたので、パネルディスカッションを首尾よく行うことができました。




 創英のワシントンDCオフィスのCくんの後輩であるLさん(現在、大手通信企業の研究者)もこの会議に参加しており、(Cくんに命令されたかどうかはわかりませんが、)Lさんも私たちのパネルディスカッションを見に来てくれました。また、鋭い質問をしてくれ、ディスカッションを盛り上げてくれました。Lさん、ありがとう。
 パネルディスカッションが終わった後、Lさんとは、「ハワイに行くというと『遊びに行くんでしょ?』とみんなに言われる。」「そうですよね~。ちゃんと仕事をしているのに。」という話題で盛り上がりました。そこで、「仕事をしている証拠写真を撮りましょう!」ということで意気投合し、二人で写真を撮りました。しかしながら、この写真にどのくらいの証明力があるかは定かではありません。


 パネルディスカッションだけではもったいないので、会期中はいろいろな人に積極的に話しかけ、ネットワーキングを行いました。私は、国際会議がとても好きです。なぜならば、誰に話しかけても不審がられず、笑顔で応えてくれるからです。普段は話かけることができないような綺麗な女性に対しても、話しかけられます。今回も、移動のモノレールの中で隣に座ったエキゾチックで素敵な女性に話しかけてみると、笑顔で応えてくれました。彼女は、チュニジア出身で、今はフランスの大学で学んでいる女子大生でした(残念ながら、写真はありません)。
話がちょっと変な方向に進んでしまったので元に戻します。IEEE GLOBECOMは、知的財産に関する国際会議ではなく、技術に関する国際会議です。したがって、その参加者の内訳としては、弁理士などの知的財産関係者はほとんどおらず、企業の研究者、大学の先生や学生が多かったように思います。大学の先生や学生は新しい知識の吸収にすごく熱心で、私が弁理士であることを知ると、「すでに論文発表したアイデアを特許にできるのか?」、「特許の対象になるかならないかは、どのように判断すればよいのか?」など、多くの質問を立て続けにしてきます。そのたびに、日本の特許制度について私が熱く語る、という状況が続きました。ちなみに、私は、現在は意匠・商標を中心に仕事をしていますが、昔はソフトウェア特許の明細書を書いていた時期もあり、この手の話をするのはかなり得意です。話疲れましたが、ものすごく充実した時間でした。将来、彼ら(彼女ら)が積極的に特許出願を行い、知財業界を盛り上げてくれることを期待します。
 最後になりましたが、いつものように、ローカルフードの写真を載せておきます。ハワイ名物のポケとロコモコ、それにローカルビールです。




 常夏の楽園、ハワイを満喫し、これから帰国します!
(意匠商標部門長TK


にほんブログ村
弁理士ランキング
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿